■海上のテロなど想定し訓練
第3管区海上保安本部(横浜)は6日、海上のテロやデモに対応する「特別警備隊」による今年初めての訓練を横浜市中区の横浜海上防災基地沖の横浜港で行った。
同隊員約30人が参加した訓練は、巡視船の航行を妨害する不審船が接近してきたと想定。
特別警備隊員が巡視船の甲板上から不審船に向け自動小銃などで威嚇射撃した上、ゴムボートで不審船に乗り込み、テロリスト役を取り押さえた。
同本部は「海上でデモやテロが起きるケースは少ないが、『いざ』への備えを万全にしたい」と話している。
同隊員約30人が参加した訓練は、巡視船の航行を妨害する不審船が接近してきたと想定。
特別警備隊員が巡視船の甲板上から不審船に向け自動小銃などで威嚇射撃した上、ゴムボートで不審船に乗り込み、テロリスト役を取り押さえた。
同本部は「海上でデモやテロが起きるケースは少ないが、『いざ』への備えを万全にしたい」と話している。
■初代警視総監あて書簡発見
初代首相の伊藤博文(1841~1909)が参議兼内務卿だった明治初期、警視局大警視(初代警視総監)の川路利良(1834~1879)あてに送った書簡が、東京都新宿区の御霊神社で見つかった。
書簡を調べた国立国会図書館によると、1878(明治11)年の文書で、自由民権思想家の植木枝盛(1857~1892)を国事犯として警戒するやり取りの一部だった。
「日本警察の父」と呼ばれる川路の元には当時、公安情報が集中したとされてきたが現存史料は乏しかった。
国会図書館の担当者は「川路あて書簡の発見は珍しく、貴重」と話している。
書簡は縦19㌢、長さ43㌢の巻紙に墨書され、冒頭に「川路殿 博文」とあり、「拝復 六月六日」と結ばれている。
国会図書館は、川路から伊藤あての書簡83通を保存しているが、伊藤から川路あての書簡が見つかったのは初めて。
照合したところ、1878年6月6日付の返信書簡と分かった。
郵便でなく、使者が届けたとみられる。
同年5月に参議兼内務卿の大久保利通が不平士族に暗殺され、伊藤は後任の参議兼内務卿に就任。
一方、東京警視庁を創設した川路大警視は前年に同庁が内務省に統合され、警視局大警視として全国警察を統轄していた。
このため伊藤と川路は上司と部下として日々、公安情報などを交換する関係にあった。
大久保暗殺直後の2人は不平士族の動きに警戒しており、民権思想を広めるため全国遊説中の植木の動きも警戒していた。
岡山県入りした植木について、川路が地元県令(現在の知事)に「注意の上に注意」と指示したことを、伊藤に伝える書簡も残る。
発見された書簡もそうした生々しいやり取りの一部。
伊藤は「植木枝盛には国事犯であるとの証拠がないとの電報が、岡山県令から到来したとのことを知らせていただき、承知いたしました」としたためている。
植木はこの後、警察への出頭要請に応じたが拘束はされず、全国遊説の日程を無事終えた。
植木は自由民権運動の理論的指導者で、1881(明治14)年には板垣退助らと我が国最初の政党の一つ、自由党の結成に参画する。
◇聖心女子大の佐々木隆教授(明治史)の話
「公安の父」とも呼ばれた川路は筆まめで、伊藤や大久保に出した書簡が多数残る。
しかし、その反対にもらった書簡が見つからない人物としても知られている。
研究者の間でも川路あて書簡の現物は知られておらず、価値ある発見だ。
御霊神社の宮司が終戦直後、川路大警視の曽孫から譲り受け
発見された書簡は、御霊神社の宮司、磯部芳直さん(92)が終戦直後、川路大警視の曽孫、利信さんから譲り受けたものだった。
戦後、利信さんらは新宿区内に住み、よく同区内の御霊神社を1人で参拝に訪れた。
磯部さんが綿布など生活必需品を援助したこともあった。
1948年ごろ、利信さんは「うち(川路家)にあるものを差し上げます」と、磯部さんに書簡を託した。
まもなく利信さんと連絡が取れなくなった。
記者が調べた結果、利信さんは1977年に67歳で亡くなっていた。
家族は、書簡の存在を知らなかった。
利信さんの長男利永(としひさ)さん(56)は御霊神社を訪れ、初めて書簡を手にした。
「利良あての多くの書簡は戦災で焼失したと聞く。これはよく残った。父の遺志だと思うので、神社で保存してほしい」と感慨深げに話した。
今後、書簡は、神社の社宝として拝殿に納められるという。
書簡を調べた国立国会図書館によると、1878(明治11)年の文書で、自由民権思想家の植木枝盛(1857~1892)を国事犯として警戒するやり取りの一部だった。
「日本警察の父」と呼ばれる川路の元には当時、公安情報が集中したとされてきたが現存史料は乏しかった。
国会図書館の担当者は「川路あて書簡の発見は珍しく、貴重」と話している。
書簡は縦19㌢、長さ43㌢の巻紙に墨書され、冒頭に「川路殿 博文」とあり、「拝復 六月六日」と結ばれている。
国会図書館は、川路から伊藤あての書簡83通を保存しているが、伊藤から川路あての書簡が見つかったのは初めて。
照合したところ、1878年6月6日付の返信書簡と分かった。
郵便でなく、使者が届けたとみられる。
同年5月に参議兼内務卿の大久保利通が不平士族に暗殺され、伊藤は後任の参議兼内務卿に就任。
一方、東京警視庁を創設した川路大警視は前年に同庁が内務省に統合され、警視局大警視として全国警察を統轄していた。
このため伊藤と川路は上司と部下として日々、公安情報などを交換する関係にあった。
大久保暗殺直後の2人は不平士族の動きに警戒しており、民権思想を広めるため全国遊説中の植木の動きも警戒していた。
岡山県入りした植木について、川路が地元県令(現在の知事)に「注意の上に注意」と指示したことを、伊藤に伝える書簡も残る。
発見された書簡もそうした生々しいやり取りの一部。
伊藤は「植木枝盛には国事犯であるとの証拠がないとの電報が、岡山県令から到来したとのことを知らせていただき、承知いたしました」としたためている。
植木はこの後、警察への出頭要請に応じたが拘束はされず、全国遊説の日程を無事終えた。
植木は自由民権運動の理論的指導者で、1881(明治14)年には板垣退助らと我が国最初の政党の一つ、自由党の結成に参画する。
◇聖心女子大の佐々木隆教授(明治史)の話
「公安の父」とも呼ばれた川路は筆まめで、伊藤や大久保に出した書簡が多数残る。
しかし、その反対にもらった書簡が見つからない人物としても知られている。
研究者の間でも川路あて書簡の現物は知られておらず、価値ある発見だ。
御霊神社の宮司が終戦直後、川路大警視の曽孫から譲り受け
発見された書簡は、御霊神社の宮司、磯部芳直さん(92)が終戦直後、川路大警視の曽孫、利信さんから譲り受けたものだった。
戦後、利信さんらは新宿区内に住み、よく同区内の御霊神社を1人で参拝に訪れた。
磯部さんが綿布など生活必需品を援助したこともあった。
1948年ごろ、利信さんは「うち(川路家)にあるものを差し上げます」と、磯部さんに書簡を託した。
まもなく利信さんと連絡が取れなくなった。
記者が調べた結果、利信さんは1977年に67歳で亡くなっていた。
家族は、書簡の存在を知らなかった。
利信さんの長男利永(としひさ)さん(56)は御霊神社を訪れ、初めて書簡を手にした。
「利良あての多くの書簡は戦災で焼失したと聞く。これはよく残った。父の遺志だと思うので、神社で保存してほしい」と感慨深げに話した。
今後、書簡は、神社の社宝として拝殿に納められるという。
■メールで事件情報を配信
携帯電話のメールでひったくりなどの事件発生を即座に住民へ配信するサービスを大阪府警が始める。
府警が6日発表した。
子どもが被害に遭った事件や、通り魔など犯罪の種類ごとの配信も可能で、府警は犯罪予防に役立ててほしいと呼び掛けている。
サービスは、15万人に20分で配信できる高速配信システムを使い、メールに地図を添付、発生場所も一目で分かる。
24時間体制の速報サービスは全国初という。
路上強盗や、不審者の子どもへの声かけ、暴行などが発生すると、原則として通報から30分以内に時間や場所、犯人の特徴などを希望者に知らせる。
運用は23日からで、10日から希望者のアドレス登録を受け付ける。
登録は無料。
メール配信を希望する事件の種類や発生時間帯、地域を選択できる。
府警生活安全部の伊藤智部長は「ちょっとした注意で犯罪は防ぐことができる。登録して活用してほしい」としている。
府警が6日発表した。
子どもが被害に遭った事件や、通り魔など犯罪の種類ごとの配信も可能で、府警は犯罪予防に役立ててほしいと呼び掛けている。
サービスは、15万人に20分で配信できる高速配信システムを使い、メールに地図を添付、発生場所も一目で分かる。
24時間体制の速報サービスは全国初という。
路上強盗や、不審者の子どもへの声かけ、暴行などが発生すると、原則として通報から30分以内に時間や場所、犯人の特徴などを希望者に知らせる。
運用は23日からで、10日から希望者のアドレス登録を受け付ける。
登録は無料。
メール配信を希望する事件の種類や発生時間帯、地域を選択できる。
府警生活安全部の伊藤智部長は「ちょっとした注意で犯罪は防ぐことができる。登録して活用してほしい」としている。
■PCウイルス“主要種”「愉快犯」から「知能犯」へ
国内で流行するコンピューターウイルスの“主要種”が、いたずらを楽しむ「愉快犯型」から、個人情報の入手などを狙った「知能犯型」に変化しつつあることが、大手ウイルス対策ソフト会社「トレンドマイクロ」(東京都渋谷区)の調査で分かった。
同社がまとめた感染報告の集計(昨年1月1日~12月15日)によると、昨年最も報告数が多かったのは「アールボット」(1180件)というウイルス。
4位と8位も同じボットと呼ばれるタイプだった。
ボットは感染したパソコンを外部から操るためにつくられたウイルスで、個人情報を盗むだけでなく、感染した多数のパソコンを省庁や企業のホームページなどに一斉に接続させて機能不全に追い込む攻撃にも使われる。
ウイルス全体の感染報告数が計4万1749件と、2004年同期(6万3657件)に比べて約34%も減少している中、ボットのまん延ぶりが目立つという。
昨年はスパイウエアという不正プログラムを使って個人情報を奪い、金融機関の口座から預金を詐取する事件も起きた。
同社は「ウイルス作成能力を世間に広く誇示するような『愉快犯』が減り、個人情報を不正に奪うためウイルスを利用する傾向に変わってきた」と、警告を発している。
同社がまとめた感染報告の集計(昨年1月1日~12月15日)によると、昨年最も報告数が多かったのは「アールボット」(1180件)というウイルス。
4位と8位も同じボットと呼ばれるタイプだった。
ボットは感染したパソコンを外部から操るためにつくられたウイルスで、個人情報を盗むだけでなく、感染した多数のパソコンを省庁や企業のホームページなどに一斉に接続させて機能不全に追い込む攻撃にも使われる。
ウイルス全体の感染報告数が計4万1749件と、2004年同期(6万3657件)に比べて約34%も減少している中、ボットのまん延ぶりが目立つという。
昨年はスパイウエアという不正プログラムを使って個人情報を奪い、金融機関の口座から預金を詐取する事件も起きた。
同社は「ウイルス作成能力を世間に広く誇示するような『愉快犯』が減り、個人情報を不正に奪うためウイルスを利用する傾向に変わってきた」と、警告を発している。
■マイクロソフトが次期OSの試作版を初公開
マイクロソフトは5日、米ネバダ州ラスベガスで開幕した国際家電ショー(CES)で、今年後半に発売する予定の次期パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・ビスタ」の試作版を初めて公開した。
家電製品との連携が大幅に強化され、テレビやビデオカメラ、ステレオなどの映像・音楽をパソコンで一元管理したり、加工・編集できる。
ビスタの登場で、パソコンと家電の融合が一段と進みそうだ。
5日開幕したCESは世界最大の家電見本市で、今年は過去最多の約2500社が出展した。
米ヤフーやグーグルなど、インターネット関連企業も初めて本格出展し、ネットを通じた家電の遠隔操作や映像検索などの技術を披露。
家電進出への積極姿勢をアピールした。
家電製品との連携が大幅に強化され、テレビやビデオカメラ、ステレオなどの映像・音楽をパソコンで一元管理したり、加工・編集できる。
ビスタの登場で、パソコンと家電の融合が一段と進みそうだ。
5日開幕したCESは世界最大の家電見本市で、今年は過去最多の約2500社が出展した。
米ヤフーやグーグルなど、インターネット関連企業も初めて本格出展し、ネットを通じた家電の遠隔操作や映像検索などの技術を披露。
家電進出への積極姿勢をアピールした。
■東京消防庁出初式を1万3000人が見物
消防車両130台、消防隊員や団員ら約2600人が参加し、新春恒例の東京消防出初式が6日、東京都江東区有明の東京ビッグサイトで開かれた。
本年度から配備された化学テロや原子力施設の放射能漏れなどの事故に対応できる「特殊災害対策車」が登場、化学薬品工場での薬品漏れを想定し、患者を処置する訓練を実施。
消防艇を使った船舶火災の消火活動なども行った。
大規模地震を想定した訓練では、ハイパーレスキュー隊員や災害救助犬が倒壊家屋から負傷者を救出。
医師や看護師らでつくる「災害医療派遣チーム」(東京DMAT)が救急救命活動に当たった。
江戸時代から続く火消しの技を守る江戸消防記念会のメンバーらによる法被姿でのはしご乗りも披露され、およそ1万3000人の見物客から大きな歓声と拍手がわき起こった。
本年度から配備された化学テロや原子力施設の放射能漏れなどの事故に対応できる「特殊災害対策車」が登場、化学薬品工場での薬品漏れを想定し、患者を処置する訓練を実施。
消防艇を使った船舶火災の消火活動なども行った。
大規模地震を想定した訓練では、ハイパーレスキュー隊員や災害救助犬が倒壊家屋から負傷者を救出。
医師や看護師らでつくる「災害医療派遣チーム」(東京DMAT)が救急救命活動に当たった。
江戸時代から続く火消しの技を守る江戸消防記念会のメンバーらによる法被姿でのはしご乗りも披露され、およそ1万3000人の見物客から大きな歓声と拍手がわき起こった。
■交番の巡回連絡簿紛失
京都府警山科署の大塚交番で、約170世帯の個人情報が記載された巡回連絡簿1冊を紛失していたことが6日、分かった。
巡回連絡簿には住民の名前、住所、電話番号などが含まれており、緊急時の連絡などに使われる。
同署は盗難の疑いもあるとみて捜査している。
同署によると、12月31日午後、無人になっていた大塚交番に来訪者があったため、別の交番から署員が訪れた際、収納庫の扉が開いているのに気付いた。
窃盗事件の処理から戻った同交番勤務の巡査部長らと確認したところ、収納庫内のロッカーから30数冊ある巡回連絡簿の1冊がなくなっていた。
巡査部長らは収納庫とロッカーを施錠しないで出動したという。
巡回連絡簿には住民の名前、住所、電話番号などが含まれており、緊急時の連絡などに使われる。
同署は盗難の疑いもあるとみて捜査している。
同署によると、12月31日午後、無人になっていた大塚交番に来訪者があったため、別の交番から署員が訪れた際、収納庫の扉が開いているのに気付いた。
窃盗事件の処理から戻った同交番勤務の巡査部長らと確認したところ、収納庫内のロッカーから30数冊ある巡回連絡簿の1冊がなくなっていた。
巡査部長らは収納庫とロッカーを施錠しないで出動したという。
■警部が交通事故
和歌山県警有田署の警部が12月31日午前、同県有田市箕島の交差点で交通事故を起こし、バイクの女性に1カ月の重傷を負わせていたことが6日、分かった。
同署は業務上過失致傷などの疑いで調べているが、事故を公表していなかった。
事故を起こしたのは同署地域課長の男性警部(47)。
警部は乗用車で交差点を左折しようとした際、右側から来たバイクと接触。
バイクは転倒し、同県海南市の女性(55)がほお骨を骨折する1カ月の重傷を負った。
この日、警部は休みで、駅前の交番から市内の駐在所に向かう途中だった。
有田署の永田和朗次長は「けがをさせたのは申し訳なく、事故防止を改めて徹底したい」とコメント。
発表しなかったことについては「この程度のけがでは通常、発表はしない」と説明している。
同署は業務上過失致傷などの疑いで調べているが、事故を公表していなかった。
事故を起こしたのは同署地域課長の男性警部(47)。
警部は乗用車で交差点を左折しようとした際、右側から来たバイクと接触。
バイクは転倒し、同県海南市の女性(55)がほお骨を骨折する1カ月の重傷を負った。
この日、警部は休みで、駅前の交番から市内の駐在所に向かう途中だった。
有田署の永田和朗次長は「けがをさせたのは申し訳なく、事故防止を改めて徹底したい」とコメント。
発表しなかったことについては「この程度のけがでは通常、発表はしない」と説明している。




2006/01/07(Sat) 14:52 



