■AED

心臓突然死は、しばしば心室細動という重症の不整脈によって引き起こされます。
心室細動とは心臓の筋肉が不規則にブルブルと震え、全身に血液を送り出すポンプの役割を果たせない状態に陥る症状をいいます。
このような症状におちいると、急速に死に至る極めて危険な状態となります。
その唯一の治療法は、電気ショックによる除細動です。
除細動とは心室細動を取り除くことをいい、心室細動発生から除細動を行うまでの時間が1分間遅れると7~10%の割合で生存退院率が下がっていきます。
そこで一刻も早く除細動を行うために開発されたのが『AED』:自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)です。

AEDはコンピュータを利用した医療機器で、傷病者の心電図を自動解析し、電気ショックが必要な場合の心電図の波形を高い精度で判断します。
そして電気ショックが必要な場合に限って救助者に対して音声指示を出すようになっており、それ以外の場合には電気ショックが行われないように安全性が確保されています。
AEDの登場により、医師など医療専門職以外の方でも安全に除細動が行えるようになりました。

AEDは本体と電極パッドにより構成されています。
大きさはA4サイズのノートパソコン程度で、重量は2~3kgと持ち運びが極めて容易です。
AEDが心電図を解析した結果、心室細動や心室頻脈が検知されると本体のランプが点滅し、救助者に電気ショックを行うよう音声指示が出されます。
救助者はAEDの音声アドバイスに従って、電気ショックボタンを押すか、あるいは循環のサインを確認し、必要に応じて心肺蘇生法を行います。

AEDを使用することができる傷病者は、8歳以上あるいは体重が25kg以上の場合です。
これに満たない場合は『小児・乳児の心肺蘇生法』を行います。


※総務省消防庁「応急手当指導者標準テキスト追補版」より

2197

user.png 情報管理課 time.png 2005/12/14(Wed) 17:26 Home No.2197
処理 記事No 暗証キー


全日本警察支援クラブ
JapanPoliceHelpClub
Since 1992.5.10
Copyright© 1992-2026 JPHC. All rights reserved.