■<ハッカー攻撃>6分30秒に1回

「6分半に1回の割合で“泥棒”がパソコンの入り口のドアをこじ開けようとしている」。
ITネットサービス会社「ディーネット」(本社・大阪市)がインターネット上の不正アクセスの実態を調査したところ、極めて危うい実態が浮き彫りになった。
セキュリティー対策をしていないパソコンは、ネットに6分半つなぐと不正利用されかねないという。
同社によると、今月1~25日、社内に設置したファイアーウォール(FW)で侵入をブロックした不正なパケット(データのまとまり)を集計した結果、1日当たり平均5万6000件に上った。
1つのIPアドレス(各コンピューターに割り振られた識別番号)で換算すると、平均約220件になり、1台のパソコンに対し、約6分30秒に1回の割合で何者かが不正侵入を試みようとしている状況を示している。
同社は通常より高度の不正アクセス防止策を備えており、実際の不正侵入の頻度は、さらに高い可能性があるという。
同社経営戦略室の吉丸新一郎さんは「不正アクセスやウイルスからネット利用者を守るため、対策を利用者に任せるのではなく、プロバイダーがFWを標準サービスで提供する時期に来ているのではないか」と話している。

◆ファイアーウォール
 外部からの侵入を防ぐネットワーク上のセキュリティーシステム。
 データの盗み見や改ざん、破壊などが行われないよう、外部との境界を流れるデータを監視し、不正なアクセスを遮断する機能を持つ。

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