■PCウイルス“主要種”「愉快犯」から「知能犯」へ
国内で流行するコンピューターウイルスの“主要種”が、いたずらを楽しむ「愉快犯型」から、個人情報の入手などを狙った「知能犯型」に変化しつつあることが、大手ウイルス対策ソフト会社「トレンドマイクロ」(東京都渋谷区)の調査で分かった。
同社がまとめた感染報告の集計(昨年1月1日~12月15日)によると、昨年最も報告数が多かったのは「アールボット」(1180件)というウイルス。
4位と8位も同じボットと呼ばれるタイプだった。
ボットは感染したパソコンを外部から操るためにつくられたウイルスで、個人情報を盗むだけでなく、感染した多数のパソコンを省庁や企業のホームページなどに一斉に接続させて機能不全に追い込む攻撃にも使われる。
ウイルス全体の感染報告数が計4万1749件と、2004年同期(6万3657件)に比べて約34%も減少している中、ボットのまん延ぶりが目立つという。
昨年はスパイウエアという不正プログラムを使って個人情報を奪い、金融機関の口座から預金を詐取する事件も起きた。
同社は「ウイルス作成能力を世間に広く誇示するような『愉快犯』が減り、個人情報を不正に奪うためウイルスを利用する傾向に変わってきた」と、警告を発している。
2006/01/07(Sat) 00:10 
